おさらい

■嶺上牌(リンシャンハイ)  槓をした後にツモる牌の事です。
嶺上牌は、(自分の目の前に王牌があるとして)ドラ表示牌から左手側の端4枚です。
左端から順に取っていきます。
■嶺上ヅモ(リンシャンヅモ)  何の事はないです。嶺上牌をツモる事です。
■槓ドラ(カンドラ)  槓をした後に増えるドラの事です。新ドラとも言います。
いつ槓ドラをめくるかは…
・暗槓の場合 →嶺上ヅモ前(ツモった後でもいいですが)、不要牌を捨てる前 
・明槓の場合 →嶺上ヅモ後、不要牌を捨てた後 
…と決められています。
暗槓の場合は、槓ドラを見てから何を捨てるのかを考えてよい訳ですから、ちょっとだけ優遇です。

 …ですが、最近では暗でも明でも関係なく、槓が成立した直後に槓ドラを開ける所もあるようです。
麻雀もどんどん簡略化してるんですね〜。
■槓をすると…  槓は4枚で1面子となる特殊な形ですので「手牌は13枚」「14枚目で和了」の基本が崩れますが、「1雀頭+4面子」の原則のもと、手牌は14枚で、あがる際は15枚になります。
 一人で槓を2つすれば16牌、3つなら17牌、4つなら18牌並びますので、何となくリッチな和了になります。それから役も付きます。それは次ページで…。
●槓後の手順  槓をした後は…
1:嶺上牌をツモ
2-1:暗槓なら槓ドラをめくり、その後不要牌を捨てる
2-2:明槓なら不要牌を捨てた後、槓ドラをめくる
3:王牌に、ツモ山の最後の一牌を付けて補充   ・・・・です。3はいつ行っても構いませんけどね。
■加槓(カカン)
 ポンした後、その4枚目の牌をツモり、それをポンした牌にくっつけて槓子にする事です。
言い換えますと、明刻に同一のツモ牌を付け加え槓子にする事です。
 これは、絶対 「明刻→自摸→加槓」の順でなければなりません。人の捨て牌からは加槓出来ませんのでご注意を。
 加槓後は、普通に槓と同じ手順です。

 …麻雀覚えたての頃、ゲームで、人の捨て牌を加槓しようと槓ボタンをバンバン叩いて(当然出来ませんから、画面は無反応)「これ、壊れてるよ!」と思った事がありますが、壊れているのは自分の頭でした。
■小明槓(ショウミンカン)  加槓によって作った槓子の事です。
■搶槓(チャンカン)
《一翻役》
 これについては次項で〜。(´・ω・)ノ
■大明槓(ダイミンカン)  小があるなら大がある。
暗刻の状態から、同一牌を誰かが捨てた時、それを貰って槓子にする事です。
まぁ、フツーに明槓と言ってしまうので、あまり使う言葉ではないと思いますよ。
■大明槓の責任払い  大明槓後にツモ和了されたら、大明槓をさせる牌を捨てた人が責任を取って全額支払い、という取り決めもあります…が、あまり採用されないですよね、多分。
いくら何でも、初牌を捨てた位で責任を取らされるのは可哀想だと思います。
●槓は連続で出来る  ポンやチーとは違い、槓は「一牌ツモる」都合上、連続して槓をする事が出来ます。
やる気になれば、怒涛の槓ラッシュで他家にツモ番を回さずあがり切る事も可能…か?
そんな漫画じゃあるまいし¬(´〜`)г